【最終話】
農業用水に生活汚水が流れ込む。ふと木曽川の対岸を見れば、かつてともに用水路を建設した宮田用水、木津用水でも同じことが起こっていました。「何とかしなければ・・・。」羽島用水の農家の人たちは、再び宮田用水、木津用水と力を合わせて、平成十年に用水路の改修事業を始めました。それが新濃尾農地防災事業です。この事業で羽島用水路は、開水路からパイプに変わり家庭からの排水が入らないように工夫しました。これでより快適な農業ができる・・・羽島用水地域の農家に再び光が訪れようとしています。
江戸の時代から多くの苦難に会いながらも、不屈の精神であきらめずにがんばってきた羽島用水地域の農家に、この新濃尾農地防災事業は大きな恵みを与えることとなるでしょう。
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